再上映が始まった『ようこそ、革命シネマへ』の劇場用パンフレットに寄稿しています



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映画と政治、世代を超えた共感と歴史の重み

ベルリン国際映画祭 パノラマ部門でドキュメンタリー賞と観客賞を受賞したスハイブ・ガスメルバリ監督の長編デビュー作『ようこそ、革命シネマへ』(19)。6月に入って再上映が始まりつつある本作の劇場用パンフレットに、「映画と政治、世代を超えた共感と歴史の重み」というタイトルでレビューを書いています。

スーダンの映画産業が崩壊した世界で、小さな上映会を開き、廃墟となった映画館を復活させるために尽力する4人のベテラン映画製作者たちを追ったドキュメンタリー。9歳のときに独裁政権によって映画を奪われたガスメルバリ監督の軌跡も踏まえて作品を掘り下げる内容になっています。

▼ ガスメルバリがTVのためにつくった短編「Sudan’s Forgotten Films」(英語)も参考になると思います。

▼ 『ようこそ、革命シネマへ』予告

ユーロスペースでは6月1日(月)~再上映