『おとなのけんか』 『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』試写

試写室日記

本日は試写を2本。

『おとなのけんか』 ロマン・ポランスキー

フランスの劇作家ヤスミナ・レザの戯曲「God of Carnage」(日本上演タイトル「大人は、かく戦えり」)の映画化。息子同士の喧嘩に始末をつけるためにアパートの一室に集まった二組の夫婦。なごやかな雰囲気のなかで和解にいたると思いきや、ささいな出来事がきっかけで次々と本音が飛び出し、壮絶な舌戦へと発展していく。

ニューヨークのブルックリンを舞台にしているということだけで、そこにポランスキーが含みを持たせているように思えて、にんまりさせられる。

ポランスキーは30年前の淫行事件があるためアメリカに入国できない。だから舞台がアメリカに設定されていてもアメリカでは撮っていない、というのは前作の『ゴーストライター』も同じだが、今回の題材はちょっと事情が違う。

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