『There He Unforeseen』 by Hallock Hill

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陽光が差し込む板壁の向こうとこちらにはどんな世界が広がっているのか

Hallock HillことTom Leckyの『The Union』については、以前にアルバム日記で取り上げたが、早くも新しいアルバム『There He Unforeseen』が登場した。『The Union』のジャケット・アートは、巨大なシャンプレーン湖にたつ波のイメージだったが、こちらは自然そのものではなく、小屋の板壁の隙間から陽光が差し込むイメージだ。そして中身も、楽器やスタイルなど異なる空間が広がっている。

there he unforeseen


『The Union』では、ギターのレイヤーが中心だったが、こちらではピアノやバンジョーなども目立つ。<Ligonier Point>では、波の音や鳥の鳴き声のフィールド・レコーディングとピアノが重ねられ、<Needing Bones>では、バンジョーをフィーチャーして、いろいろエフェクトをかけている。

ざっくり聴いた感じでは、ノイジーなサウンド、音の間、コラージュ的なアプローチなどが、『The Union』よりも実験的な印象を与える。タイトルが示唆しているように、予期せぬところで、グッとくる瞬間があるかも。

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Hallock Hill
The Union – Hallock Hill

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