『ハングリー・ラビット』劇場用パンフレット
ニコラス・ケイジ主演のスリラー6月16日(土)よりロードショー!
ロジャー・ドナルドソン監督の新作『ハングリー・ラビット』の劇場用パンフレットにレビューを書いています。
ニコラス・ケイジが演じるのは、愛する妻を傷つけられた悲しみと怒りのために、見知らぬ男サイモンからの“代理殺人”の提案を受け入れてしまう高校教師ウィル。その結果、彼は泥沼にはまり込み、孤立無援の戦いを余儀なくされる。
法の裁きを逃れた犯罪者たちに制裁を加える自警団的な秘密組織を題材にした物語は、治安が悪く、犯罪が多発する地域であればどこでも成り立ちそうだが、この映画は場所にもこだわっている。終盤である事に呆然とする主人公に対して、ある人物が「ここはニューオリンズだから」と語る。
ということで、ニューオリンズの現実がフィクションとしての映画にどのように反映されているのか、掘り下げてみました。レビューのタイトルは「パズルのように組み合わされた、現実と虚構のニューオリンズ」。劇場で映画をご覧になったら、ぜひパンフレットもチェックしてみてください。